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月曜メール

Vol.337 【柔軟性がものをいう時代】

おはようございます。
関東地方は寒さが緩んで、暖かい一日を予感させる朝です。



先週のこと、
お客様先で卒業(退職)される20代半ばの女性社員さんの送別会に
2社連続で参加させていただきました。


どちらの会社でも、
周りの皆さんに大変好かれている笑顔の素敵な方で
それぞれ心温まる見送りの会となりました。


送別会を通じて
その社員さんが今迄どれだけがんばってきたか
仲間のために尽くしてきたかが
よく感じられました。


旅立つ方は
新しい生活に向けて未来を見据えている一方で
見送る立場は、その先の幸せを願いつつ、
やはり別れの寂しさを伴います。


とくに社長さんや直属の上司にとっては
手塩にかけた娘を送り出すような心境ではないかと
その心中を思うと
こちらまでしみじみとした気持ちになりました。


春は卒業シーズン。


新しい挑戦を決断し
何かを目指すために
何かを手放す時があります。


変化の先に生まれるものに期待して
私自身
変化に「強く」ありたいと願いますが
一方で
ときに変化に抗いたい(あらがいたい)気持ちが芽生えることも正直あります。


しかし経験上
自分の意思が反映できる範囲は
意外と限られていることは分かっていて
変化は誰にも止められません。

「抗う」よりも「受け入れる」
「逆らう」よりも「活かす」ことが
求められることをひしひしと感じています。


ある将軍が戦地にて
部下が敵陣に取り残され
もはや救済が不可能だと思われたとき、周りは諦めて
「彼は死ぬ運命だったのだ」と言う中で
その将軍は「未来は決まっていない!」とガシガシと戦火の中を助けに行き、

救ってきたという武勇伝もあります。

このように誰かを助けるための「抗い」は
諦めるのではなく大いにやりたいと思いますが、
寂しさや変化への不安からの「抗い」は
勇気をもって振りはらい、
新しい挑戦への決断には
応援の気持ちを抱くことが大事だなと感じています。


ただ「これを手に入れたら100パーセント別のものは諦める」

選択肢ばかりではないようにも思います。


今迄は、Aという道を選んだらBという道は同時に歩けなかったかもしれませんが、
これからは、AとBを両方味わおうとしたら
両立や掛け持ちが可能になる「技術的進歩」や「考え方」が生まれつつあります。


変化の時代、そして長寿の時代
「考え方の柔軟性」を磨くことが
生きやすさのコツになる気がしています。


それぞれの未来に向けての前向きな選択の連続が、
やがて未来の自分から感謝される日が来るでしょう。


かつて人生五十年と言われた時代がありましたが
現代の平均寿命は男性がおおよそ80歳、女性が87歳です。
そして、日本以上の平均寿命を更新する海外の国も出て来ました。

専門家の意見を聴いてみると
平均寿命はまだまだ伸びる予測です。

長い目で人生をとらえて
様々な挑戦をし、色々な体験をして
心豊かに生きたいと思います。



今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子

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