お知らせ一覧

月曜メール

Vol.330 【今は一瞬の出来事の連続。でもその積み重ねが日々自分の未来を創っているということ】

明けましておめでとうございます。

 

年末年始は全国的に穏やかなお天気のところが多かったようですね。
各地でいつもよりリラックスしてお過ごしいただけたらいいなと思いながら
330号目とキリの良い数字で、お正月の月曜メールをお送りしたいと思います。

 


さて、
新年の清々しい空気の中でぜひ思い新たに
今年一年の過ごし方を考えたいと思います。

 

食べたものが体をつくる、ということはよく知られていますが
日々思うこと、考えること、発する言葉、行動の積み重ねが
その人の人生を作っていくように思います。

 

私も人生の師から
「今の姿は過去の自分の行動の結果、未来は現在の自分が作っていく」と教わりました。

 

毎日の変化は感じ難いごく微量なものですが
運動にせよ、食事にせよ、睡眠にせよ
1か月2か月と続けていくと良くも悪くも結果が出てくるように
取り組んだ仕事も同じように
1か月2か月、そして半年1年2年3年と月日を重ねていくうちに
「積み重ねた結果」がおのずと現れてくるものです。

 


仕事というものは特に
自分の思惑以外に世間様・お客様など相手があることなので
優れたパーソナルコーチさながらに、
自分が思っている以上の「負荷」をもたらしてくれます。

 

自分一人であれば課すことが難しい「負荷」も
相手があるために、
何とか頑張って乗り越えようとします。

 

一回一回の仕事の少しずつの「負荷」
つまり「最初思ったよりもちょっと頑張ったこと」が、

実は
自分ではそうとは気づかないうちに、ひそかに自分を成長させてくれています。

 

やがて
事前に色々なことに気がつくようになったり
以前より伝え方が上手になったり
最初のころは出来なかったことが難なくできるようになる時が来ます。

 

自分のそういった変化に気づけるようになると
次には、自分に続く後輩の変化にも想像が働くようになります。

 

「あの人は今はまだ上手に出来ないけれど、
かつての自分がそうだったように
きっとやがてもっと上手に出来るようになる」
そうやって後輩の成長にも期待を寄せられるようになったら
物事の捉え方に「長期の視点」が生まれている証拠です。

 

また、自分よりも少し先を行く先輩の背中を見て
(絶対にああはなれない、という諦めではなく)
いつか自分もああいう良い仕事が出来たらよいなと
未来の自分に期待できるようになることも、とても好ましい成長の一つです。

 


一つずつの仕事を体験して得て欲しいのは
手順やソフトの使い方などの知識よりも
「今までより長期の視点を持てるようになること」です。

 

それは未来に向けてぜひ入手したい、そしてここで共有したい
とても大事な「考え方」です。

 


物語の中でも、歴史の偉人でも
誰かの一生涯をたどってみると、
そこにはとどまることのない時間の流れがあります。

 

「禍福は糾える縄の如し」「人生塞翁が馬」
幸いと思ったことがそうではなかったり、不運と思った出来事が幸運の鍵であったり
一瞬の出来事を切り取って一喜一憂しても、それが最終結果ではないことばかりです。

 


思い通りにならないことに直面すると
人は「いつまでこれが続くのだろう」とつい思いがちですが
「やまない雨はない」し、「夜明け前が一番暗い」。
歩み続けていくと、次の景色(ステージ)は必ずやってきます。

 

むしろ苦労して歩んだ先にみえた景色は本当に感動することが多いもの。

 

順境も逆境も、あとから振り返ると
今の自分を形作るかけがえのない大切な出来事であったことに気づかされます。

 

なので、新年の冒頭は
これから始まる日々の仕事が自分の未来を形作っていくことを改めて強く感じつつ
(日々の結果にどうしても一喜一憂することもありますが)
未来の自分の成長に「期待」というよりむしろ「確信」してほしいと思います。

 

縁あって出会った仕事、お客様、チームメンバー、先輩後輩
ぜひ良い刺激、良い影響をお互いに与え合いながら
それぞれが想像した以上の成長を一緒に味わいたいと思います。

 

2017年も学びと実践の機会に恵まれています。
笑顔あふれる一年となりますよう。

 

今日も各地でどうぞお健やかにお過ごしください。

 

YPP
五味渕紀子

ページトップへ