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月曜メール

Vol.316 【続けることがもたらすもの】

おはようございます。


今年は本当に雨が多い9月ですね。
日本中で色々なものが洗い流されている気がします。

雨が続くと、雲間から除く晴れ間が本当にうれしく感じます。

 

さて、ふとネットサーフィンをしていたら
「努力して一流の人になれる人と、努力しても二流の人との差とは何か」

といった記事が出ていました。


その両者を分けるものは一体何なのか、
子供のころに何をやったのか、どんな体験が有効に働くのか
膨大なデータで調査した結果、両者をわけた答えは

なんと、、、
「何かをずっと継続したか、しなかったか」の差が両者を分ける、というものでした。

 

語学が有効だとか、運動が有効だなどといろいろなハウツーが注目される中で
「何に取り組むか」ではなく「どれだけ取り組むか」のほうが重要という結果には
うなづけるものがありました。

 

YPPでも私が折に触れ感じることがあります。

 

どのくらい難しい仕事をやってきたか、という内容より
引き受けた仕事は何があっても続けてきた、というメンバーさんの存在感に勝るものはありません。

 

内心これは違う、と思うことがあったり
お互い良い仕事をしたいがゆえにぶつかることがあったりする中で、
最終的に「必要なことを必要とされる限りやり続けてきた」という方には
何度も心の中で頭を下げました。

 

私自身、幾度となく「もうだめだ」というような状況を経てなお
自分から最後通告を出さず、やがて状況が変わる中で
ピンチは実はブレイクスルーの手前に起きる通過点だったと
今も学ぶことの連続です。

 

どのお役目も、はからずも、突然終わりを迎えます。

 

望むと望まざるとに関わらず、
状況は刻一刻と変化し続け、どの仕事も永遠ではなく
すべて終わりに向かっていることは間違いありません。

 

そんな中、私自身そうなのですが
「続けるくらいしか能がない」ということは
実はとても幸いなことなのかもしれません。

 

あれこれ目先の条件で判断し、
「この仕事はやります。でも、この仕事は嫌です」とハッキリと自己主張する方も
世の中大勢いらっしゃいます。
それも一つの価値観ですが、えり好みする人ほど未来のチャンスを逃している気がします。

 

いろいろな結論は自分で焦って出さなくても、
長い目で見ると、世間様がきちんと出してくれるもの。

 

あれこれ思い煩わず、めぐってきたお役目に一生懸命であり続けることで
状況は次第に変わり、風も運も味方してくる。

 

そんな風向きの変化を感じられるには、何より途中で投げ出さず
必要とされる間はそのお役目をまっとうした人にこそ与えられる「ご褒美」のように思います。

 

つらい時は、「今日が最終日ではない」と思うことも続けるコツの一つ。

 

また本当に続かないときは、それも逆らいようのないもの。

 

自分が思う通りに出来ることと言えば「自分の行動」ぐらいなもので
お天気も、地震が起きるタイミングも、ふとした出会いも別れも
自分のコントロール外のところで、次々と日々起きています。

 

コントロール外のことなので、くよくよ悩んでも仕方ありません。
とくに昨今、世の中全体として失敗を恐れる傾向が強いので
楽観的に考えることをもっと推奨すべきだとも感じています。

 

そして「継続は力なり」を信じて一生懸命に取り組んだことは、不思議なことに
忘れたころに、想像していた以上に素敵な場所に自分を運んでくれることがあります。

 

本当は不思議でもなんでもなくて「因果関係」はあるのでしょうが
その「因果」の法則にさえ、神秘を感じることもしばしばです。

 

仕事を長く続けることとは、そういう世の中の法則や流れを体験できることにつながると考えていて
だから楽しくて、やめられないのかもしれません。

 

お金のために働く、という経済的な理由はもちろんありますが
同時に、何か社会の役に立ちたいとか、成長したいとか
働く動機は「世の中にとっても自分にとっても善であること」が多いと思います。

 

だからこそ「継続すること」でその才能を磨き続けることは
自分にとっても周囲にとっても、長い目でみると良いことがたくさん起き始めます。

 

成長実感はその最たるもの。

 

日々挑戦をしている人は特に、
一日一週間という短い視点ではうまくいかないことの反省の方が目につきますが、
一年二年という長い目でみたときには
マイナス面よりはプラスのほうに目が行くのではないでしょうか。

 

その成長実感を糧に、さらに続けていくことで
まだみえない未来に対しても期待感がもてると、さらに継続の力になります。

 

「石の上にも三年」と昔の人は言いました。

 

一つの仕事であれば「三年目の景色」を楽しみに
三年続けてきたことは、マンネリにならないように自戒しながら
「五年目」「八年目」「十年目」の景色を楽しみにしていきたいと思います。

 

今週も学びと実践のチャンスにあふれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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