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月曜メール

vol.308 【言葉を大切にする】

おはようございます!


関東も梅雨明けして、先週から立派な入道雲が出て、夏の空に変わりました。

今日はやや雲の多い月曜ですが
蝉の元気な鳴き声が、いかにも夏らしいです。


さて
仕事に長けていくこととは
周囲への配慮に長けていくことと
繋がっているように思います。

 

一流のスポーツ選手も、アーティストでも
中には「ぶっ飛んだ人」という表現で語られる方もいますが
周囲への感謝をよく感じている
人格者である方々が多いです。

 

「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」という言葉があります。

 

傲慢不遜な人と
謙虚な人では、
周囲に集まる人の気持ちが全く違います。

 

誰に聞いても「傲慢より謙虚でありたい」と答えると思いますが
世間を見渡しても、自分自身を振り返ってみても
常に謙虚かと問われると
はなはだ疑わしいものです。

 

けれど、謙虚な人を見れば
良いなと思って手本とし、
傲慢な態度の人を見れば
反面教師として学ぶことはできます。

 

先日もあるメンバーさんが
お客様側の不備により想定外に仕事が長引いたにもかかわらず、
先方を責めるそぶりは一切見せず
「お騒がせして失礼しました。
ご対応ありがとうございました」
という一言で
チャットのやりとりを終えていました。

 

「もっと早く教えてほしかったです。
困りました」と
返したくなる状況で
あえて
「お騒がせ失礼しました」と
一歩下がった表現をしたことに感心しました。

 

お客様としては
自分が迷惑をかけてしまったことに自覚のある状況下で
この一言を掛けてもらったことで
そのメンバーさんのお人柄にふれ
優しい気遣いのある人だと感じたと思います。

 

一方で
ストレートな物言いが習い性になっているメンバーさんもいます。

 

不明点があるとき
「訳がわかりません。説明してください」と
ストレートに質問する場合と
「こちらの理解不足で申し訳ありませんが、詳しくご説明いただけますか」と
丁寧に質問する場合とでは
相手の大きく印象が変わります。


あまりに丁寧過ぎて却って無礼になってはいけないので
さじ加減は難しいかもしれませんが
「受け取った相手が不快にならないかどうか」という配慮を常にしていくと
いつしか、チャット内でも表現手段・ボキャブラリーが増えていきます。


実はお客様は
私達の言葉の使い方に
多少「おや?」と感じでも
わざわざ言い回しを訂正してくれることはありません。

 

年齢が若く新入社員時代なら
先輩が注意してくれましたが
もはや、自分で気づくしかないのです。

 

幸いにも、チャットに他のメンバーさんがいたりすれば
中にはお手本となる方々がいます。
上手な言葉使いを真似てみると良いと思います。

 

そして
さまざまな表現方法を覚えて使っていくという
行為そのものが
「相手への配慮を考えている時間」であり
仕事の質を高める視点を養う時間でもあります。

 

いつもパーフェクトな表現が出来ないのが
当たり前です。
でも、少しずつでも
配慮ある言葉遣いを心がけて
日々の業務でトライし続けていくのと
言葉遣いを軽視し続けるのでは
先々の出逢いの運まで変えるくらいに
言葉とは
人となりを表すものだと思います。

 

今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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