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月曜メール

vol.301【今いるステージから学ぶ】

おはようございます。
関東は土砂降りの雨の月曜日を迎えています。

 

さて今朝は301号目。新たな気持ちで綴りたいと思います。

 

褒められたことではありませんが、
日々仕事をしていて各現場でミスが起きることがあります。

 

お客様からご指摘、叱責、ときには
契約打ち切りといった厳しい結果をいただいてしまうことも
残念ながらありました。

期待していただいてご依頼いただいたのに
結果が出ないと大変申し訳なく思います。

 

仕事のミスは仕事でリベンジ。

 

起きてしまったことから
なぜ起きたのか、振り返り反省し
再発防止に、ここから何ができるのか何をすべきか
考えていくしかありません。

 

その「なぜ起きたのか」を考えていく中で
ミスのうちでも
特にこれは未然に防ぐことが出来たのではないかと思うものの1つに
「確認不足」があります。

 

ベテランの人ほどミスの怖さを知っていて
見直しの習慣があり、
また新しい事態の時は
必ず関係者に相談することを怠らないため、
滅多なことでは致命的なミスにはなりません。

 

お客様への中間報告や連絡の仕方も上手です。

 

仕事をしたての人ほどミスの経験値もまだ少ないため
この「必ず関係者に相談・連絡」がなく
自分の判断で次々と進めてしまい
結果的に致命的なミスに行き着いてから判明する、という事が起きます。

 

「確認する」。

 

これが何故できないのか、ベテランからすると疑問に思うかも知れませんが
自分自身が新しい仕事について
本当に右も左もわからなかった時のことを思い返してみると
まず「何を質問してよいかが、わからなかった」という心境であったように思います。

 

だからもしもいま自分が
「何を質問してよいかわからない」という人は
仕事の全容把握がかなりできていないという自覚を持って
とにかく「何を質問してよいかもわからないのです」ということから
周囲に率直に伝え
1つずつの教えを請う必要があります。

 

そしてレクチャーする、教える、引き継ぐ立場にある人は
「何故こんなこともわからないの?」という顔をせず
自分の新人時代を思い出して
「質問さえ出来ない時期があること」を十分理解した上で、
1つずつ、理解するまで伝えていく必要があります。

 

ときに
「私はこんなに親切に教わってこなかった。

 自分で調べた結果、理解も深まったので、

 あなたも自分で調べてやってみるべき」

という人がいます。

 

しかしバックボーンは人それぞれ。
自分の歩んできたやり方がそのまま
他人に当てはまる場合は多くありません。

 

では、どうしたら良いか。

 

目の前のお互いの状況をシッカリ見て考えながら
対応していくしかないのです。

 

それを知ればカンタンにいく、という万能なやり方は無く
毎回、互いの状況や理解度を推し量り、伝え続けていくことが必要なのです。

 

「コツなどない、と知るのが、仕事のコツです」と仰った方がいます。

 

そう、毎回
自分で考えることがとても大事です。

 

そしてやはり、継続は力なり。

 

見渡してみると
一筋縄ではいかない、という現場を数多く積んだ人ほど
つまづく人への対応やレクチャーが上手です。

 

「うまくいかなかった経験」こそが
考えるきっかけや、工夫することに結びついていますから
何が幸いかは、実に考え方次第。

 

うまくいった体験では仕事の喜びを味わい、
うまくいかなかった体験からは
仕事の工夫を学ぶことができます。

 

つまり、
無駄なことは1つもない、ということです。

 

新人もベテランも
上手くいくことといかないことの
織り交ぜの日々を過ごしています。

 

上手くいく日々だけの人も
上手くいかない日々だけの人もいないのです。

 

仕事のステージは違えど、挑戦している人同士
そんなことを分かち合えると嬉しかったりします。

 

今いるステージで学べることを
嬉しく感じられたら、
(安易な仕事のコツはないかも知れないけれど)
人生のコツを掴んでいると言える気がします。

 

今週も学びのチャンスにあふれています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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