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月曜メール

Vol.278 【2016年は長所を活かす一年に】

新年あけましておめでとうございます。
今年はとても暖かなお正月でしたね。

各地で思い思いに年を越して、
健やかに新年を迎えられていらっしゃるでしょうか。

あいにく体調すぐれない方も、入院で年越しの方もいらっしゃったかもしれません。
ご快復をお祈り申し上げます。

さて、2016年が始まりました。

昨年末の月曜メールにて
「周囲も自分も幸せになる目標を立てたいですね」とメッセージしました。

それぞれの目標が達成されるために
今年一番最初の月曜メールでは、
以前ご紹介した哲学者の芳村思風先生の言葉をあらためて送りたいと思います。

芳村先生いわく
「人間は、長所と短所が必ずある。
短所をなくそうとすることは、人間性をなくそうとすること。
短所は決してなくならない。
短所をなくすのではなく、長所を伸ばすこと。
長所をのばせば、短所は欠点ではなく、その人の味になる」

講演の中の一節なので、細部は表現が違うかもしれませんが
かつて、芳村先生に教えて頂いた「幸せに生きる、人生の極意」です。

誰しも幸せになりたいと願っていて
この月曜メールを無事に読める殆どの方々は
おおむね幸せであるはずですが
幸せでありながらも、日常には不足不満が同居しています。

その不満の大半は、自分の短所や他人の短所が目につくときに起きやすい。

世界に目を転じて、世の中の大きな悲しみに対する「義憤」はあってもよいと思いますが
(むしろそこに無関心ではいけないと思いますが)
恵まれている日常がありながら、ささいなことでカッとすることについて
振り返ってみると、自分か他人の短所に着目していることに思い至ります。

怒りというのは、相手の為を思う気持ちで湧いてくることは滅多になく
どちらかというと、自分をわかってほしい時に湧いてくる気がします。

誰かに対しての不平不満が出そうになったら、
相手の長所に目を向けて、相手の立場を理解したうえで
それでも指摘しなければならない点については、相手のために指摘をする。

そういう時には「怒り」とは別の感情がすでに芽生えているように思います。
「怒り」から一転して、「相手を思いやる気持ち」が生じてくると
発せられる言葉もだいぶ変わってきます。

そして、そのように相手に対する「思いやり」ある対応を、
周囲にだけでなく、自分自身にも向けてみて欲しいのです。

真面目で努力家タイプの人はえてして自分自身について、つい
「私はどうしていつもこうなのだろう」と反省気味になってしまう傾向があります。
自分についても周囲についても
どうも短所ばかり目についてしまうことがあったら
今年はぜひ、芳村先生の冒頭のお話を思い出してください。

「短所は、なくならない。長所を活かせば、短所は味になる」

世間を見渡せば、才能あふれる人は皆、長所を活かしています。

短所をなんとかしよう、コンプレックスをなんとかしようとがんばるよりも
長所を伸ばすことに一生懸命なほうが、周りの応援ももらいやすいのです。

明るいところに人は惹かれます。
元気な笑顔は人を明るくします。

そして、この月曜メールで再三出てくる言葉ですが、「類は友を呼ぶ」。

魅力的な人には、魅力的な人が自然と出会い、仲良くなっていきます。
明るく長所を伸ばす人のもとには、やはり長所を伸ばす人が寄ってきます。

この月曜メールを毎週読んで、仕事をスタートする仲間とは
2016年、さらに長所を磨き合って、お互いを高め合って
一人きりでは出来ないことを、助け合って解決していきたいと思います。

ぜひ、それぞれの長所を伸ばす一年にしたいと強く思っています。

今年も学びのチャンスにあふれています。

365日、今まで以上に自分の長所を意識して伸ばし続けたら
きっと来年の今頃は、長所を伸ばし続けた自分に感謝できるでしょう。

私自身も来年の今頃、自分に御礼が言えるようになりたいです。

変化を楽しみに、今年も元気にまいりましょう!

今年も笑顔あふれる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子
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