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月曜メール

Vol.265 【無駄なことがない生き方】

おはようございます。
早いもので、10月第2週に入りました。
今年もあと3カ月弱、ここから年末までが毎年スピードアップする感覚があります。

丁寧に、1日ずつ
その日に出来ることに集中して過ごしたいと思います。


さて、
YPPでは「掛け持ち仕事」をお勧めしていますが
その理由を改めてお伝えしたいと思います。

時々、
「いま担当している仕事があるのですが、
追加で応募できますか?」というご質問があります。

「勿論、大歓迎です」とお答えしています。

仕事の質を上げるにはまず「量」。
ある程度のところまでは、必ず「量」が「質」を作ります。

そして、
同じことの反復も大事ですが、
違った仕事を通じて
もともとの仕事に新たな気付きが生まれることもあります。

Aという仕事とBという仕事には
一見何の関わりもないように見えて
BをやったことでAのやり方が改善出来た、ということは
実際には少なくありません。

連携させようとわざわざ思わなくても
AとB両方をやった経験値は蓄積されていくものです。

だから「自分は得意なコレしかやらない」と決めているよりも、
「せっかくだから、コレ、挑戦してみようかな」と思っているほうが
経験出来ることが広がります。

とはいえ、
やったことのないことへの挑戦は、
慣れた仕事に比べて
スムーズにはいきません。往々にして問題に直面します。

慣れた人ならすぐ出来ることに
時間もかかった上、精度も悪いため
「ああ、引き受けるのではなかった。きっと他の人がやったほうが良かった」とつい弱音や愚痴が出そうになります。

でも、ここが大事なのです。

つい弱音や愚痴が出そうになるほど
今までにやっていないことに挑戦できているということは
内面で、経験値が新たに積まれている証拠。

この価値に気づいて
「せっかくいただいたチャンスなのだから、学びとろう」と思い直す時には
課題は解決に向かい始めています。

他人の仕事ぶりは順調そうに映りますが、
誰しも心の中でいろいろな逡巡をしています。

表に葛藤を見せない人ほど
内面では大きな課題と大いに闘っているかも知れません。

少し思った通りにいかないだけで
「やらなきゃよかった」
「無駄だった」と感じることはあっても
その先の考え方が大事。

「そうだ。そもそも自分は成長したいと望んだから、この出会いがあったんだ。この巡り合わせなんだ」と思い直せると
どんな状況も、味方につけることができます。

整った環境に身を置くよりも
整っていない環境に身を置き
整える経験値を積むこと。

仕事では時にそういう選択をすることが
次のステップにつながることも多く
その積み重ねがやがて
一つの自信や、周りからの信頼というかけがえのない財産になっていきます。

特に
フルタイムで働く場合に比べて
小刻みな仕事が多くならざるを得ない在宅ワークだからこそ、
様々な体験を積むチャンスは無尽蔵と考えて
一つずつの挑戦に積極的であってほしいと思います。

振り返ってみれば、
全ての経験が今の自分を作っており
無駄なものは一つもなかったと
ある時全てが繋がって感じられる日がきます。


今週も学びのチャンスにあふれています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕のり子
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