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月曜メール

Vol.261 【見つけていく楽しみ】

おはようございます!

9月最初の月曜メール
私の住む埼玉は、雨に煙る月曜をむかえています。

静かに雨が降っている日は、
落ち着いて物事を考えるには適した朝ですね。


さて、
昨日もテレビで人工知能やロボットの話題が出ていました。

高性能なロボットが紹介された映像の後
「車は自動運転になって、タクシー運転手がいなくなる時代がくる」と
コメンテーターが発言していました。

いつの時代も、技術の発展とともによく語られるのが、「なくなる職業」です。

この月曜メールでも書きましたが
「事務」「会計入力」なども将来、人が担うことがなくなる職業と予測されています。

実際に、すでにクラウド系の会計ソフトでは
ネットバンキングやクレジットカードの取引記録は
一年以上前から、自動でアプリが巡回して読み取り、
会計ソフトに記帳するデータに仕上げてくれるようになっています。

そして、専門的な会計知識がない人でも帳簿作成できるようなサービスが
次々と生まれています。


そういう話題に、将来を暗く案じてしまう見方もありますが
いつの時代でも「人が必要な仕事」は必ずあって、
その「必要を満たすこと」によって、自分を活かすことができると考えています。


「はたらく」の語源は「はたを楽にする」だといいます。

人工知能が発達してくれるとおそらく
「機械的な仕事」は、今よりずっと減っていくでしょうから
「何も考えずに言われたとおりに繰り返しやればよい」という作業は
なくなっていく可能性が高いです。

一方で、
誰かのことを察して判断して動く、ということは
人工知能がやってくれる部分もあれば、人が担う必要性が高い場所も少なからず、残ります。


事務の分野でいけば、
単純に入力をする、というタイプの仕事は減っても
どのソフトやアプリを使って、どういう業務をどういう順番でやっていくか
というような「考える仕事」に従事する人が増えるだろうと予測します。

今の時点では、この「事務の改善」に携われる人は本当に一握り。
経験者が少ないジャンルで、とても「狙い目」だと考えています。

経理事務や、営業事務がまったく不要な会社というのは存在しません。
必ず、何らかの取引を記録し、連絡する行為が必要です。

アプリが沢山出来あがってきても、それを使いこなせる経験なり発想は
これから、という時代。

事務以外の職場の人を楽にするために
事務職が積極的にできることが、拡がっている時代なのです。


自分の領域が脅かされる、と考えるのも
行動を積極的にしてくれる一要素ですが、
今がちょうど時流の変わり目で、とくに事務まわりの変化がとても大きいことを
「宝探し」のように考えてみることもできる時代です。


そして、何か新しくて便利なものはないか、とか
自分より経験している人の話を聴くチャンスはないか、などと
アンテナを高くしていると、不思議とそういう出会いや機会が巡ってきます。


どの仕事も職業も、常にその時代の技術を使いながら、発展途上にあります。

ぜひ、「見つけていく楽しみ」を感じながら
これから必要とされる仕事(経験や物の見方)を身につけていきたいと思います。


今週も学びのチャンスにあふれています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。


YPP
五味渕のり子
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