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月曜メール

vol.259 【類は友を呼ぶ】

おはようございます!
朝夕はだいぶ涼しくなってきました。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども、
風の音にぞ驚かれぬる」

まさにそんな感じの週ですね。


さて、
ある勉強会にて
「不要なものがあると、
不要なものを呼ぶ。
まさに、類は友を呼ぶものだ」と教わりました。

私なりの解釈ですが
家の中や仕事の書類の中に
もう使わないものが混ざっていると
大切なものを探すのに余計な時間がかかったり、
大事なことを忘れてしまうなどの「余計なこと」
つまり「不要なこと」が起きてしまいます。

必要なものだけでスッキリと過ごしていれば
一つずつの動作のムダも減りますし、
「ああ、あれにまだ手が付いていない」と
思い煩うことも減ります。

自分にとって
何が必要で何が不要かがわからない時ほど
不要なものを溜め込んでしまい
さらに混乱しそうです。

考え方が整理されて
自分に必要なものがわかるほど
処分も進み、
さらに快適な心境になれます。

子供が小さいうちなど
片づけたそばから散らかるという
やむを得ない自然現象(笑)については
それは今、その家族には「必要な状況」かもしれません。

片付いている状態が必ずしも良しとされるとは限らず、
今の自分に必要かそうでないか
そこで物事がジャッジできると
同じ景色も違う意味を持ち始めます。

週末、ある社会的課題のプロジェクトに携わっている人々に会いましたが
課題だらけの中で、何が素晴らしいかを問われたら
「課題だらけであることが、素晴らしい」と答えていました。

その課題解決に向かうことが使命となれば
課題は「宝」とさえ言えるのです。
そこに迷いがなくなれば
日々の歩みが力強くなります。


目の前の現象を
「必要なこと」と捉えることで、
残りの不要なものもみえてきます。

たとえば
「めんどくさいと思う気持ち」や
「先延ばししたい気持ち」が
不要なものだったりします。

その不要なものを抱えている限り、
先延ばしした結果
「類は友を呼ぶ」で
ますます好ましくない出来事に見舞われてしまうのです。


以前この月曜メールでも何回かご紹介したことのある「片づけ士  小松易さん」によれば
片づけが得意な人は「すぐに」と行動するのに対して
片づけが苦手な人は「あとで」と先延ばしの習慣があるとのことです。

自分にとって、今どんな考え方を必要とするか、
こういう所にもヒントがあります。


なお、この類は友を呼ぶ証明として
「物はこれを活かす人に集まる」という言葉もあります。

豊かな人生とは、黙っていると向こうからやってくるのではなく
こういう先人の教えを一つずつ
覚束ないながらに取り組み
自分自身を磨いていくことによって
次第に「運が向く」とか
「良いことに恵まれるようになる」ものだと思います。


今日のメールで「耳が痛い」と思う人は
「類は友を呼ぶ」で
今日の私と似たような課題を抱えているのかもしれません(笑)。


完璧な人など居ないのです。

でも、日々心新たに
そうだ!良いと言われたことをやってみよう、と取り組むことの連続で
物事は好転に向かいはじめます。

今週も学びのチャンスにあふれています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕のり子
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