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月曜メール

vol.252 【物事を自分ではない立場から眺めてみるということ】

おはようございます。
先週末から梅雨らしい雨が続いている関東です。

梅雨の晴れ間、と言いますが
何日か雨が続いたあとに雲間から太陽が顔を出すと
その輝きの美しさを改めて感じます。

一方で、晴れの日が続いて乾燥しきっている時は
久しぶりの雨にホッとする日もあります。


雨ばかりでも
晴ればかりでもダメ。

どちらも必要ということは、
天候に限らず、人間にも
仕事にもあてはまるなあと思います。

明るいだけの人も、暗いだけの人もダメ。
優しいだけでも、怖いだけでも困ります。

易しい仕事だけでは力がつかない一方
難しい仕事だけでも行き詰まって
打開策がみえなくなります。

饒舌さが求められる時と
寡黙さがものを言う時があります。

相反するようにみえる要素が
実はどちらも欠かせない
補完しあう存在であるということに気づくと
一見解決できないようにみえた問題を
違う視点で捉えることができるようになります。


物事が行き詰まってみえるときは
白か黒かを決めたがり
答えを一つに絞りたがる傾向がありますが
そこにそもそもの無理があり、
一見相反するようにみえる要素の両方の存在を認めるところから
「此方からみるとこうみえるけれど、
対岸からみたらああみえるんだね」という
「理解」や「気付き」につながります。


もしも何かについて
「なぜあの人はいつもああなんだろう」と責め心が起きることがあったら
自分が良しと思っている価値観の真逆を一度認めてみると
視野が広がって
今迄と違った解釈ができるかも知れません。

一人ずつが全く異なる人間で
全く異なるバックボーンから成長してきてそれぞれの価値観や考え方をもって生きています。

一方で普遍的な共通点や、共有できることも多く
決して分かり合えない存在ではない。

小さな子どものほうが素直に受け止められるかも知れませんが
「自分がやられたら嫌なことはしない。自分がやってもらったら嬉しいことを人にもする」は
物事の判断の時に役立つ、
シンプルな一つの在り方です。

多様化する社会といいながら、
自分と違う価値観への相互理解はあまり上手ではないように感じることが度々あります。

相反するようにみえて
全ては相互に影響しあい
必要な存在として、認める。

そんなことを考えながら
月曜の朝をスタートします。


今週も学びと実践のチャンスにあふれています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕のり子
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