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月曜メール

Vol.245 【量が質を作る】

おはようございます!
私の住む埼玉は、晴天の朝を迎えています。
新緑も次第に色が濃くなってきました。
昨日と今日では変わらないようにみえて
一週間経つと変化があり
一カ月経つと既に違う景色です。

人間も細胞単位ではそうやって結構短いスパンで次々入れ替わっているそうです。

さて、
今日のテーマは『量が質を作る』ということ。

YPPの仕事に限らず
最初何もしていないうちから
手慣れた仕事はできない、ということです。

見事な仕事さばきが出来ている人は
いつの間にかそれを身につけるだけの「量」を過去にやってきた結果として
現在の熟練した状態があります。

ベテランの人を見たときは
「あの人はあんなにすごいのに、なんで私は出来ないのだろう」と思い悩む必要はありません。

答えは明快で、その仕事に関しては
その人の方が過去にたくさん経験を積んでいる「積み重ねた時間の差」なのです。

だから
「すごいなー。あんな風に仕事が出来たらいいなー」と素直に感心すると同時に
「私も続けていくうちに、いつかあんな風に出来るのだろうな」と思うことから始めて欲しいのです。

『やってみよう。続けてみよう』と思うことから始めるのが
熟練していく上で最初に「出来ること」です。

これ無くして、物事の上達はありません。

他人はスイスイやっているようにみえて
実は誰もがその時々の自分の課題に挑戦しています。

自分をより良い方向に成長させようと思えば
側からは涼しい顔で過ごしているようにみえても
水面下で相応の努力をしています。

子供だって年々成長しているということは
親の知らないところで
色々考えて思い悩み
努力をしているのでしょう。

だから、まずは『続けること』がとても大事で
YPPではなるべく、担当した仕事はすぐに諦めたり辞めたりせず
出来るだけ続けて欲しいと思います。

一日では解決しなかったことが
三日かけて解決するときもあれば
三カ月、半年かかることもあります。

最初は何が起きているのかさえわからないくらいに混乱していたことも
次第に整理され
スムーズにいくようになるのに
モノによっては一年、二年かかる仕事もあります。

数年がかりでやっとうまくいくようになった時に学べることは
すぐに出来るようになってしまったことでは学べない
大きな体験がそこにあります。

十年かけて学んだことには
かなり価値があり
二十年、三十年となると
その人そのものを形作ってきたこと
生き方そのものになります。


仕事は量を積み重ねて
長く続けていくことで
同じ動作の中にも
新たに気付けることがたくさんあります。

また同じ仕事でも、その関わり方や立場が変わって
みえてくることもあります。

いずれにしろ、
一回二回やって出した結論には
学びが少なく
繰り返し繰り返しやったことから
学べることは無数にあります。

やむを得ない事情で
仕事をしたくても離れなければならない方もいらっしゃいます。

続けることもやめることも選べます。

でも「仕事を通じて成長がしたい」なら
続けていくことがまず第一歩です。

ちょっとお休みを挟んだとしても
辞めてしまったままではなく
また再開する。

最初は以前のとおり出来なくても
焦る必要はなく
休んだ人ならではの
「勘を取り戻す」体験が待っています。
これは一旦休んでお休みから復帰しないと体験できません。

このような「ものの見方」とあわせることで
全ては、自分の糧になります。


今週も学びのチャンスがあちこちに潜んでいます。
課題があればあるだけ、学びと成長のチャンスです。

今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕のり子

 

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