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月曜メール

vol.219 【考えろ、考えるな】

おはようございます。
私の住む街の上空は、気持ちよく快晴の空がひろがっています。
今朝は太平洋側は晴れのところが多く、日本海側は雪や雨のところが多いようですね。

それぞれの地でフレッシュな気持ちで月曜朝を迎えられたらと思います。


さて。
週末はテニスの錦織選手が準決勝で世界第一位の選手と対戦し、
惜しくも敗れたものの
翌日曜日はスポーツ番組以外でも話題になっていました。

深夜観戦した方も多かったのではないでしょうか。

錦織選手の幼少期を指導した松岡修造さんの熱のこもった応援ぶりもまた話題になっていましたが、
私が見かけた番組で「松岡修造語録カレンダー」をとりあげていて、その言葉がとても印象に残りました。

日めくりカレンダーで一日一言メッセージがあるのですが、紹介されていたメッセージが『考えろ、考えるな』でした。

うる覚えですが、解説の文章に次のようなことが書かれていました。


「人には自分でコントロール出来ることと、自分ではコントロール出来ないことがあります。自分の力でどうしようもないことは考えず、自分が出来ることを精一杯考えましょう」

たしかそんな内容でした。

試合の時も、そうで無いときも、選手は不利な状況を何度も経験する中で、そういう思考回路を自らに強く求めるのでしょう。


仕事の場面でも生活の場面でも
逆のこととして思い当たります。

「自分の出来ることにフォーカスせず、自分でコントロール出来ないことに視点がフォーカスしている時」は、
あまり良い思考回路にならない傾向があります。

「どうしてあの人は言った通りにやってくれないんだろう」

「お客様が不満に思っていたら、どうしよう」

クヨクヨ系の思考回路にいる時は、
仕事の手はとまっているか、動いているとしても、効率的ではありません。

元気よく次々と仕事を進める人は
「とにかく今、出来ることをやろう」と考えながら、手を動かします。

そして往々にして
自分が出来ることを精一杯やり続けていくうちに
物事は良い方向へ進んでいきます。

もちろん、ままならないことはたくさんあります。
生きていく上で、ままならないことの方が多いと言えるかもしれません。

お天気も気温も、世の中の貧困や戦争も、消費税や少子高齢化も、
震災の復興が実はとても進んでいないことなども
すぐさま自分が何かして止められることでは無いことばかりです。

でも、出来ることもゼロではない。

「自分になにが出来るか」を深く深く考えているか。

ままならないことにフォーカスする時間よりも多く、
自分に何ができるかにフォーカスして考える時間が作れているか。

考え方というのは「クセ」「習慣」になっていることが多く、それが自分の行動を左右しています(時に体調も)。
その「クセ」を良い方向に変えたい時に役立つのが、ハッと気付ける「言葉」です。

自分の考え方のクセが、自分ができる事よりも自分ではどうしようもない事に視点が向いてしまいがちだと思った時は
この『考えろ、考えるな』の言葉を思い出して、良いクセを付けていきたいと思います。


今週もままならないこと、予想と違うことがきっと色々あります。
ということは、良い習慣を身に付けるチャンス。

今週も、そんなチャンスを生かしながら、笑顔あふれる一週間にしていきましょう。


YPP
五味渕のり子

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