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月曜メール

vol.209 【道半ばである幸せ】

【道半ばである幸せ】


おはようございます。

テニスの錦織圭選手が、全米オープンで日本人初の
グランドスラム ベストフォーだと思ったら、
準決勝では世界ランク第一位の選手を破っての決勝進出と、
もう歴史的な大躍進をしていますね。


錦織選手や、彼を育てたご両親や
運命的に出会ったコーチのことが
各番組で取り上げられています。


有名な彼のコーチであるマイケル・チャンが
インタビューで
「我々にはまだやることがある」と答えていましたが、

実際、もしグランドスラムで優勝を果たして

今大会で日本人初の偉業を成し遂げたとしても

錦織選手が自分のテニスを

もっともっと極めたいと思う気持ちには

まだまだ終わりはないのだろうと思います。



「道半ば」という表現があります。


全ての「道」を歩く人にとって

その道を歩く限りは、

まだまだ先があり、

もっともっと極めたい、上手くなりたいと思って

練習を重ねることや

自分を磨くことに

精魂傾けることになります。



私は、同じテニスプレーヤーの
クルム伊達公子選手が好きで

よく彼女のブログを読んでいます。


文字通り、テニス漬けの毎日の中で

はたからみると「壮絶な」ほどの
フィジカルトレーニングをやっていますが、

真剣な顔も、
トレーニングを離れてリラックスするときの顔も

とても素敵な表情をしています。


日々、自分の決めた道で挑戦を続ける人々の
生活、生き方をみていると

何か、「道」をみつけて

それを極めたいと思うことは

自分の命の使い方について

すごくエネルギッシュになれると感じます。



テニスのグランドスラムを目指すという
生き方ではなくても、

本来「道」はそれぞれ誰にでもあり、

実は何らかのお役目を持っていて

自分が決めた「道」をそれぞれが歩いています。


そして

自分の「道」を知り

「道半ば」を自覚しながら

その道を極めていこうと練習を重ねることは

自分の持っている命を

輝かせることになっているように感じます。


「道半ば」なので、

日常は十分な満足よりも、
「もっとああすれば良かった」
「ここがまだまだだ」
と感じることのほうが多かったりするわけですが、

一方で、その気持ちが芽生えた分だけ
「そうか、こうすれば良かったのか」
「次は、もっとこうしたら、きっと前回よりうまくいく」
と発見できた、一歩前に進んだことになります。



一般的な仕事には、
準決勝も決勝もないですから、

テニスの試合ほど、
人様を巻き込む興奮や感動とはいきませんが

それでも、自分の中で
ひそかな興奮や感動に出会えることはあります。


そして、実は
自分一人で成し遂げたように思う

そのほとんどの背景に

導いてくれたコーチのような存在があり、

自分以外にも

その成長を喜んでくれる人々の存在があります。


自分の歩いている「道」と

その「道半ば」と挑戦を続けさせていただけている
環境、状況に思いを馳せて

感謝しながら

今週をスタートしたいと思います。


みなさんも健やかな一週間をお過ごしください。


今週も笑顔あふれる一週間になりますよう!


YPP
五味渕のり子
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