ダイバーシティに必要なのは「縦・横・算数」のファクトでみること

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こんにちは。五味渕です。

昨日は日比谷で【女性とシニアの起業家交流「めびうすの輪」5周年記念フェスタ】に、パネリストとして登壇してきました。

festa

女性とシニア起業喚起も盛んな昨今
20代から80代まで各世代での起業家が登壇しました。
80代の起業家がいるのがめびうすのスゴイところです。

この日のテーマは「人生100年時代の多様な生き方・働き方」。

20代のパネラーは20代ならではの感性と若さが光り、
80代のパネラーは、やはり人生を長く生きた方ならではの境地から起業を語られ、
同じステージにご一緒しながら大いに頷く場面も多く
共感と勉強の一日となりました。

panel discassion
(私は中央の椅子。ちょうど真ん中の世代でした)

いろいろ勉強になったのですが、中でも大変面白かったのが
ライフネット生命創業者である出口治明さんの基調講演。

大変ロジカルで他の方にも参考になると思うので、
ごく一部ですが「出口節」の一端をこのブログでご紹介します。

出口さん曰く
――――――――――

脳みそは、一万年進化していない。
人間は見たいものしか見ない。
あるいは、見たいように現実を変換して見てしまう。
記憶ですら、変換される。
それが脳の癖。
癖があるのだったら、世の中を正しく見るためには方法論がある。

物事は「縦横」でみるとよい。
縦とは歴史。昔の人はどう考えているのか。
横とは世界。世界の人はどう考えているのか。

例えば、夫婦別姓問題。
昔僕らは源頼朝は北条雅子と結婚して鎌倉幕府を開いた人と習った(縦のファクト)。
世界の先進国35か国で夫婦同姓を前提としているのが日本のみである(横のファクト)。
この縦横のファクトに基づくと、夫婦が同姓であるべきというのは
イデオロギーや思い込みでしかない。
夫婦同姓の主張をする人は(それが是か非かはさておき)、
縦横にファクトをみるタイプではないことがわかる。

このように、色々な問題は縦横でわかる。

もう一つは(必要なのは)「算数」。
ダイバーシティ、多様性のある社会で
価値観を越えて共通理解を得ようと思ったら「数字」で話すこと。

数字・ファクト・ロジックのみで考える。
――――――――――

同じ属性ばかりで集まると
言葉では上手くできないけれど何となくわかる
と通じてしまいますが、
多様な人が集まるとそうはいかないもの。

二次会にご一緒する道中にも、
「価値観は分かれる。『好き嫌い』で建設的な議論は無理。
やはり数字が一番の共通言語となる」と仰っていました。

それを聞いて、組織に多様性を作ることは
ロジカルな言動と思考力を磨くことに繋がると感じました。

もちろん、感情も大事なファクトの中に含まれており
無視すべきものではないけれど
判断においてはファクトが大事と理解しました。

よく言う「木を見て森を見ず」になりがちなところも、
「縦・横・算数」で、しっかりとファクトをとらえたいですね。

deguchisanto

大変気さくな方で、
講演会、二次会とも多くの方と名刺交換や写真撮影をされ
メールアドレスもオープンにし
SNSでの友達申請も受け付けていらっしゃるなど
ライフネット宣伝のために労を惜しまない
トップとしての姿勢にも大変感銘を受けました。

この秋は登壇の機会に恵まれていますので
私も少しでもお役に立てる話をしたいと思いました。

そうそう、出口さんの幅広く深い見識は
「人・本・旅」から得ているのだそうで
とりわけ「本」のウェイトが高いそう。

古典や新聞の書評を参考にしている他
本屋では、前書きや後書きではなく本文の最初の10ページで
読むかどうかを決めている、とおっしゃっていました。
活字中毒を自認する私としては、嬉しい教えです。

毎朝欠かさず三紙(日経・読売・朝日)に目を通しているとのことで
これも早速見習おう!と思います。

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